DXの現状と今後の予定
ここ数年で製造業界は急激な技術革新の進歩と競合他社との競争の激化が進んでいます。加えてSDGsに向けた環境対応や労働力不足による生産性の低減、資材高騰による仕入れコスト上昇が続いています。この為、従来の製造の仕組みやビジネスモデルでは対応が厳しい状況です。
今後、製造業である当社が継続的に発展し他社との競争力を高めるためにはさらなるDX化が不可欠です。業務効率化や新しい価値を創造する為には、DX化を推進させて見える化による現状を把握し計画を立案、実行に移し改善に繋げるP→D→C→Aのサイクルを継続することが重要になります。当社の企業理念は「明るく元気に気持ち良く働ける会社を目指す」です。又、存在意義の「日本の企業を明るく元気したい」を実現させるためにも更なるDX化の推進を継続させる必要があります。
そこで、2024年には、製造DXにより日々、製造時の検査・トラブルの見える化を行い、確認を行える体制を整えました。又、製品1個当たりの製造費・電気量・電力費・CO2排出量・CO2オフセット量の見える化も完成しました。今後はこれらのビッグデ-タを分析し、現状を把握し改善に繋げることができるようになります。
併せて、見積システムを構築し既存の受注・発注システムと連結させました。さらに新販売管理システムにより既存の各種システムの情報を会計システム(PCA)に連動できるようにしました。これにより「見積システム→受注・発注システム→生産管理システム→入荷・仕入システム→在庫管理システム→出荷システム→新販売管理システム→(DirectCloud)→会計システム(PCA)」(下記業務フロ-参照)という、入口から出口までの一気通貫の新たな業務システムが完成しました。又、新販売管理システムではインボイス制度や電子帳簿保存法等の電子請求にも対応可能なシステムになっています。
今後は新販売管理システムと入荷・仕入システムとインターネットバンキングを連結させ会計処理を行い、人によるチェックから自動チェックが可能なキャシュフロ-システムを構築し、現状の人手不足の解消に繋げていきます。
当社は情報セキュリティ基本方針を制定しSECURITY ACTION二つ星を宣言しサイバー攻撃に強い企業を目指して下記を実施しています。
●セキュリティ対策
●情報セキュリティ教育
●サイバ-セキュリティお助け隊と契約(2024年1月10日))
●豊通労災会 団体サイバ-保険に加入(2024年3月1日)
●STネットのデータセンタ-に基幹データを毎日定時にバックアップ(2024年8月1日)